ある年がうるう年かどうかを判定する方法をご存じだろうか。うるう年になるのは、西暦の年が4で割り切れる年。ただし、その年が100で割り切れて、かつ、400で割り切れない場合はうるう年ではない。この判定式をワークシート関数で作成するのは、あまり楽しい作業ではないだろう。
実は、Excelを使うともっと簡単にうるう年かどうかを判定することができる。まず、うるう年とは何かを考えてみる。言うまでもなく2月が29日まである年のことだ。この29日は、2月の月末日であることに注目しよう。2月の月末日の翌日は3月1日である。これは、その年がうるう年であっても、通常年であっても変わらない。ということは、3月1日の前日が29日かどうかを調べれば、その年がうるう年かどうか判定できることになる。
図1 DATE関数を使って3月1日の日付を作る。そこから1を引いた日が2月の末日だ。その日が29日かどうかを調べればうるう年かどうかがわかる
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特定の日にちを調べるにはDATE関数を使う。書式は「DATE(年,月,日)」だ。年を表す数値がセルB2に入力されていた場合、その年の3月1日は「DATE(B2,3,1)」となる。Excelは日付をシリアル値という連続した数値で管理している。シリアル値は1日を1としているので、2月の末日を調べるには、3月1日から1を引けばよい。
