Excelには様々な関数が用意されている。おそらく最も有名な関数は、合計値を計算するSUM関数だろう。引数に計算したいセルのアドレスを指定すれば、瞬時に合計値を計算してくれる便利な関数だ。いつも合計値を表示しておきたいのならこのSUM関数を使えばいいが、今だけ、とりあえず合計の数値を知りたいとき、空いているセルにSUM関数を入力しなくても簡単に知る方法がある。

 操作方法は実に簡単。合計したいセル範囲を選択するだけだ。選択したセルの合計値は、ステータスバーに表示される。これはオートカルクと呼ばれる機能だ。

図1 数字が入力されているセル範囲を選択すると、そのセルの合計値がステータスバーに表示される
図1 数字が入力されているセル範囲を選択すると、そのセルの合計値がステータスバーに表示される
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 ステータスバーに表示できるのは合計値だけではない。ステータスバーを右クリックすると、どんな計算結果をステータスバーに表示するかを指定することができる。

図2 ステータスバーをクリックすると計算の方法を変更することも可能だ
図2 ステータスバーをクリックすると計算の方法を変更することも可能だ