TEXT:テキスト【表示形式を適用した文字に変換する】
=TEXT(値,表示形式)
■引数「値」の数値や文字を、引数「表示形式」で指定した表示形式を適用した文字に変換する。表示形式を指定する記号は、「"」(ダブルクォーテーション)で挟む
図1のように、翌月10日の日付(B3セル)の前に「締め切りは」という文字を結合したい。一見なんでもないような文字の結合だが、こんなときはTEXT(テキスト)関数を使う必要があるので注意したい。
実際、単に文字を結合しただけだと、日付の部分が変な数値になってしまう(図2)。日付のセルには、シリアル値と呼ばれる数値が入力されているのが原因だ。日付のセルは、表示形式を使って「2008/5/10」のように見せているだけなのだ。このため単に結合しただけでは、シリアル値がそのまま表示されてしまう。
そこで利用するのが、指定した表示形式を適用した文字に変換するTEXT関数だ。これを使うと、日付のシリアル値を「2008/5/10」といった文字に変換できるので、見たままの状態で結合できるわけだ。なおTEXT関数の引数「表示形式」では、図3のような記号で表示形式を指定する。