PHONETIC:フォネティック【ふりがなを表示する】

=PHONETIC(範囲)
■「範囲」で指定したセルに入力された漢字の“ふりがな情報”を取り出す

 入力した氏名のふりがなをまとめて取り出すのも、関数を使えば一発でできる(図1)。実はエクセルは、変換時に入力した読みを漢字のふりがなとして記録している。これを取り出すのが、PHONETIC(フォネティック)関数だ。

図1 エクセルでは、日本語を入力したときの変換前の読みが、自動的に漢字の「ふりがな」として記録されている。これを取り出すのがPHONETIC関数だ
図1 エクセルでは、日本語を入力したときの変換前の読みが、自動的に漢字の「ふりがな」として記録されている。これを取り出すのがPHONETIC関数だ

 ふりがなは、変換時の読みをそのまま記録しているので、正しくないケースもある。元の漢字のふりがなを修正するには、漢字のセルを選択し、「書式」メニューの「ふりがな」→「表示/非表示」を選ぶ。ふりがなが表示されるので、直接書き換える。また、ふりがなは初期設定ではカタカナで表示される。ひらがなにするには、元の漢字のセルを選択し、「書式」→「ふりがな」→「設定」を選ぶ。開く画面の「ふりがな」タブで「ひらがな」をチェックすればよい。