SUM:サム【数値の合計を計算する】

=SUM(数値1,数値2,…)
■引数「数値1」「数値2」…に指定したセルやセル範囲内の数値を合計する

 売上や販売台数、試験の得点などをまとめた表で、数値の“合計”を知りたいことはよくある。セルに入力された数値の合計を計算するのがSUM(サム)関数だ。

 SUM関数のカッコの中に、「引数」として「B2:B4」といったセル範囲を書き込む。すると、その範囲にある数値の合計を自動で計算してくれる。セル範囲は、範囲の開始セル(左上端のセル)と終了セル(右下端のセル)を「:」(半角のコロン)で区切って書けばよい(図1)。指定した範囲の中に、数値以外の文字があった場合は、それを無視して数値のみの合計を計算できる。

図1 セルに入力された数値を合計するには、SUM関数を使う。SUM関数の引数に、合計したいセル範囲を指定するだけでよい
図1 セルに入力された数値を合計するには、SUM関数を使う。SUM関数の引数に、合計したいセル範囲を指定するだけでよい

 SUM関数は、離れた複数のセル範囲の合計も計算できる。例えば、B2~B4セルと、D2~D4セルの合計を計算したければ、セル範囲を「,」(半角のカンマ)で区切って、「=SUM(B2:B4,D2:D4)」のように書けばよい。

 なお、SUM関数はよく利用するため、ツールバーにある「Σ」(オートSUM)ボタンを押すだけで、簡単に式を入力できるようになっている。合計の対象となるセル範囲も自動で設定してくれるので、入力が非常に楽になる(図2)[注]。

図2 よく使うSUM関数は、ボタンで入力できる。関数を入力したいセルを選択し(1)、ツールバーの「オートSUM」ボタンを押すと、SUM関数の式を入力できる(2)。その際、セル範囲は自動で入力されるので便利だ
図2 よく使うSUM関数は、ボタンで入力できる。関数を入力したいセルを選択し(1)、ツールバーの「オートSUM」ボタンを押すと、SUM関数の式を入力できる(2)。その際、セル範囲は自動で入力されるので便利だ

[注] セル範囲は場合によっては違うものが指定されることがある。その場合は、自分で修正する