「WirelessNetView」(NirSoft)

周辺のWi-Fi状況を簡単に知りたい!

 自宅ではブロードバンド回線を引き、デスクトップパソコンは有線LANで、ノートパソコンやタブレット、スマートフォンなどは無線LAN(Wi-Fi)で使っている人が多いと思う。このような場合、たいていはWi-Fiルーター(アクセスポイント)を利用して、ブロードバンド回線を無線化しているはずだ。

 電波は目に見えないので、なかなか状況がわからない。筆者宅の場合は、光回線がベランダ経由で2階の居間に入るので、そこに光回線のモデムがあり、その横にWi-Fiルーターがある。このWi-Fiルーター経由で、ノートパソコンやタブレット、スマホが通信を行っている。

 とはいえ、一軒家ともなると電波の届きにくい場所がある。2階はほぼワンフロアなので、非常に電波の入りがいいが、1階など場所や時間帯によっては、接続が心許ないときがある。筆者宅は電波が弱まる程度でさほど問題は感じないが、知人宅などでは完璧にWi-Fiに接続できない部屋や場所があるという。

 そんなときに電波状況を調べて、電波の強い場所でノートパソコンなどを使ったり、日常でよく使う場所に電波が届きにくい場合は補助アンテナを設置するなどして、状況を改善できればと思う。

 また、電波が届きにくいだけでなく、ご近所宅などにあるアクセスポイントが同じ無線チャンネルを使っていて、電波干渉が起きているということも考えられる。そのようなときは、自分の使用チャンネルを変更するなどの対策を取ると良い。

 このようにWi-Fiの状況を改善するためには、電波の強度など、Wi-Fiの情報をわかりやすく調べられるソフトが欲しい。

 そんなときに見つけたのがこの「WirelessNetView」というソフト。インストール不要で、日本語環境での動作も可能だ。使ってみたら非常にシンプル。これを使って、自宅のWi-Fiの電波状況を調べてみよう、というわけである。

 公式サイトは英語ではあれど、説明を翻訳サービスで翻訳してみると、こんな感じになる。

WirelessNetView is a small utility that runs in the background, and monitor the activity of wireless networks around you. For each detected network, it displays the following information: SSID, Last Signal Quality, Average Signal Quality, Detection Counter, Authentication Algorithm, Cipher Algorithm, MAC Address, RSSI, Channel Frequency, Channel Number, and more.

WirelessNetViewはバックグラウンドで実行され、あなたの周りのワイヤレスネットワークの活動を監視する小さなユーティリティです。各検出されたネットワークについて、以下の情報が表示されます。SSID、最後の信号品質、平均信号品質、検出カウンタ、認証アルゴリズム、暗号アルゴリズム、MACアドレス、RSSI、チャンネル周波数、チャンネル番号など。

 というわけで、簡単に、近くのWi-Fiアクセスポイントと電波強度を確認できる「WirelessNetView」をダウンロード/インストールして使ってみよう。