「FileInfoList」(NJP)

BDにバックアップする際に収容ファイルのリストを作りたい!

 筆者は、フォルダーなどに入っているファイルの一覧リストをテキストなどで作れたらなぁ、と思っていた。普段、誰かに資料のファイルなどを入れたフォルダーを圧縮してメールで送るといったときに、ファイルのリストや構成をテキストにして添えられたら、などと思ったりするのである。とはいえ、何かわざわざソフトを探すのは大仰ゆえ、ファイル名から一つひとつコピペするなどして手作業で作って送っていた。

 次にファイルのリストがあればいいのにな、と思ったのは、フォルダーなどをバックアップする場合である。近頃ではBDメディアなども安くなってきたので、25GBとか50GBとか、けっこう大量なバックアップも可能となり、なかなか便利だ。そういうときに、「このメディアにはこれらのファイルが入っている」みたいな感じでテキストを中に添えたり、リストをプリントアウトして、ケースに封入しておけば、何のバックアップか一目瞭然、というわけである。

 メールで送る程度なら手入力でもリストは作れるが、BDへのバックアップとなれば、手動での作成はまずムリである。そのあたりは、やはり便利なソフトに任せたい、ということで、やっと重い腰を上げた筆者なのである。

 探してみたところ、けっこうたくさんのソフトがある。めぼしいものを使ってみたが、高機能だけど、テキストの作成に時間がかかっちゃうものとか、ファイル数の多いフォルダーを指定すると「応答なし」になっちゃうものとか、出力したファイルが見づらいとか、いろいろ問題があった。しかし、いろいろと探していくうちに、使い勝手がシンプルで、しかも素早く見やすいリストが作成できるソフトを見つけた。それが今回紹介する「FileInfoList」だ。

ベタなテキストだけでは見づらい場合もあるので、エクセルに読み込めるCSVファイルでの書き出しもOKだし、エクセルは(みんなが持っていなくて)面倒だなぁ、というときには、HTMLの表組での出力もできるので、なかなかいい。出力する項目も選べる。用途によって、ファイル名だけでOKな場合もあるし、ファイルサイズや種類が必要なときもあるし、そのあたりがフレキシブルなのもうれしい。

 説明にはこうある。

出力したいファイル/フォルダーをドラッグ&ドロップし、ファイル/フォルダーを選択して、出力形式を設定するだけでできます。複雑な操作は要りません。

HTML/CSV/TXT ファイル出力

・指定したファイル・フォルダー情報の一覧を HTML/CSV/TXT 形式で出力します。
・サブディレクトリ内のファイル/フォルダーも表示・出力ができます。
・クリップボードにファイルのパスを登録することができます。
・出力したい項目の選択ができます。
・出力したい項目名の変更ができます。
・出力したい項目の順番を設定ができます。

 使ってみると、なかなか便利、簡単操作なうえに、痒いところに手が届く感じで、ファイルの一覧をテキストなどに出力できる「FileInfoList」をダウンロード/インストールして、使ってみよう。