本連載の「もうディスクは買わなくていい? 容量無制限のクラウドストレージの実力やいかに」では、Bitcasa(ビットカーサ)というクラウドストレージを紹介した。「容量無制限」を最大のウリにしたサービスだが、記事公開後、大きな変化があったので、今回、改めて取り上げることにした。
最大の変化は価格体系
Bitcasaの変更点は大きく2つある。1つは価格、もう1つは画面だ。まず、価格だが、前回紹介した情報は次のとおりだ。
- 無料……10GB
- 有料……容量無制限(10ドル/月、99ドル/年)
これが、2013年の11月19日から、次のように変更された。
- 無料……20GB
- プレミアム……1TB(10ドル/月、99ドル/月)
- Infinite……容量無制限(99ドル/月、999ドル/月)
無料版は容量がアップされたものの、残念ながら、容量無制限の場合、次のように約10倍の価格アップとなってしまった。
- 月払い 10ドル→99ドル(約1000円→約1万円)
- 年払い 99ドル→999ドル(約1万円→10万円)
なお、こちらのサポートフォーラムを見ると、旧料金体系のとき容量無制限の有料版を申し込んだユーザーには、新しい価格体系は適用されないと書かれているので、とりあえず安心してよさそうだ。ただし、日本語での適切な案内が見当たらないのは不親切ではなかろうか。
月1000円程度で無制限のクラウドストレージを利用できるのが最大の魅力だったBitcasaだが、その魅力は色あせてしまったと言わざるを得ない。