100円ショップのスマホ手袋が充実している

 前回の「スマホアクセサリー」調査団では、温かいカイロ機能を搭載したモバイルバッテリーを紹介した。冬にピッタリなスマホアクセサリーと言えば、最近は「スマホ手袋」も人気だ。手袋をしながらタッチパネルを操作できる利便性に注目が集まり、この時期、家電量販店や通販サイトなどが積極的に展開している。

 筆者の個人的な感覚で言えば、ここ1、2年で、スマホ手袋のラインアップが急激に増えてきたような気がする。以前のスマホ手袋と言えば、指先に穴が空いた「指なしタイプ」が多かった。指なしタイプは、タッチパネルを確実に操作できるものの、指先の冷えが気になる人には少し不便だ。そこで、導電性の繊維を指先に採用したタイプが徐々に増え始めてきた。

 このタイプには正直、驚いた。普通の手袋と変わらない装着感で初めてタッチパネルを操作した衝撃は、今でも忘れられない。しかも当初は、タッチパネルに対応した指が人差し指や親指に限られていたが、現在では、5本指すべてに対応したタイプも広く販売されている。まさに、ここ数年のスマホ手袋の進化はめざましいものがある。

 さらに昨年の冬あたりから、100円ショップでスマホ手袋をよく見かけるようになった気がする。100円ショップの手袋自体は珍しくないが、タッチパネル操作に対応した手袋まで売られているというのだから驚きだ。

 一般的なスマホ手袋の価格を調べてみると、おおよそ1000~2000円前後というのが相場らしい。その10分の1ほどの価格で買えるスマホ手袋の使い心地は、果たしてどうなのか。今回、ザ・ダイソー、キャンドゥ、meetsの3店舗で実際にスマホ手袋を買ってきたので、さっそく調査を始めたいと思う。

左からそれぞれ、ザ・ダイソー、キャンドゥ、meetsのスマホ手袋。今回、男性向けのカラーを購入したが、女性向けのラインアップも幅広くそろえていた。
左からそれぞれ、ザ・ダイソー、キャンドゥ、meetsのスマホ手袋。今回、男性向けのカラーを購入したが、女性向けのラインアップも幅広くそろえていた。
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