よく使うソフトを起動するのに毎回「スタート」メニューからたどるのは面倒だ。また、フリーソフトの中には、保存フォルダー内の実行ファイルをダブルクリックして起動するものがあり、深い階層までたどるのに手間がかかる。よく使うソフトは簡単に開きたい。
こんなときに便利なのが、“ランチャーソフト”だ。ランチャーを使うと、登録したソフトをクリック一発で起動できるようになる。特定のファイルやフォルダーなども登録すれば簡単に開ける。今回紹介する「CLaunch(クランチ)」なら、大きく見やすいボタンに登録できるため、目的のソフトやファイルがわかりやすい。しかも、用途ごとにタブで分類できるため、管理しやすい。デスクトップやコントロールパネルなどの特殊フォルダーを登録できるといったうれしい機能もある。
さらに、USBメモリーに保存して使うこともできる。よく使うフリーソフトやファイルなどと一緒にUSBメモリーで持ち運べば、外出先のパソコンでもUSBメモリーを挿すだけで、使い慣れた自分のパソコンに近い環境で使える(図1)[注1]。
フリーソフトも一発起動、ホットキーでの操作もできる
まずはベクターのサイトからCLaunchを入手しよう。OSのバージョンごとにインストールするファイルが異なるので、該当するものをダウンロードする(図2)。インストールすると、タスクトレイにアイコンが追加される。以後は、パソコンを起動するたびにCLaunchが自動で起動する。
CLaunchのメイン画面を表示する方法は、初期状態で2通り。デスクトップ画面の何もないところが見えているなら、デスクトップ上でダブルクリックする方法が手軽だ。見えていないなら、マウスの左ボタンを押しながら画面右下にポインターを移動する方法で表示しよう(図3)。表示方法は変更もできる[注2]。
次に、よく使うソフトやファイル、フォルダーをCLaunchに登録しよう。方法は簡単。画面が隠れないようにロックした状態で、ファイルやフォルダーのアイコンをドラッグ・アンド・ドロップする(図4)。