ZOHO Writerは、Webアプリケーション型のワープロで、ゾーホージャパンが提供する無料Webアプリケーション群の1つである。ワープロとしての機能は標準的だが、リアルタイム編集ができるなど、なかなか面白い機能も用意されている。Wordファイルの読み込み・保存もできるので、Word互換ツールとしても期待してしまうが、実際のところはどうなのか。ワープロとしての基本機能とともに、チェックしてみた。

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ZOHO Docsを構成するWebワープロ

 ZOHO(ゾーホー)とは、ゾーホージャパンが提供する無料のWebアプリケーション群である。ワープロ、表計算、プレゼンテーション、メールなど、さまざまなWebアプリケーションを1つのアカウントで利用できる。原則無料だが、一部の企業向けアプリケーションや機能を有料で提供するビジネスモデルとなっている。

 今回、取り上げるのは、その中のワープロである「ZOHO Writer(ゾーホー ライター)」だ。次はZOHOにサインインすると利用可能になる「ZOHO Docs」の画面である。

「ZOHO Docs」の画面
「ZOHO Docs」の画面
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 ZOHO Docsは、文書類を管理する画面で、左側の「ドキュメント」「表計算シート」「プレゼンテーション」などで文書の種類を切り替える。このうち、「ドキュメント」を作成・編集するとき起動するのが、今回説明する「ZOHO Writer」ということになる。

 ZOHO Writerで新しい文書を作成するには、「ZOHO Docs」の左上で「作成」ボタンをクリックし、「文書」をクリックする。これで新しいタブにZOHO Writerが起動し、新規文書を作成できる状態になる。

「ZOHO Docs」の左上で「作成」ボタンをクリックし、「文書」をクリックする。
「ZOHO Docs」の左上で「作成」ボタンをクリックし、「文書」をクリックする。
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ZOHO Writerが起動して、新規文書が作成可能になる。
ZOHO Writerが起動して、新規文書が作成可能になる。
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 ローカルのファイルをアップロードすることも可能だ。「ZOHO Docs」の左上で「アップロード」ボタンをクリックし、ファイルを指定する。アップロードできるファイルの種類は次の通りである。

.doc、.docx、.txt、.rtf、.odt、.html、.htm、.xls、.xlsx、.tsv、.csv、
.ods、.sxc、.ppt、.pps、.odp、.sxi、.pptx

 また、「アップロード」の「▼」ボタンをクリックすれば、フォルダー、Google Docsのファイルもアップロードできる。さらに、Dropboxとの連携も可能となっている。

「アップロード」の「▼」ボタンをクリックすると、フォルダーやGoogle Docsのファイルもアップロードできる。
「アップロード」の「▼」ボタンをクリックすると、フォルダーやGoogle Docsのファイルもアップロードできる。
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Dropbox上のフォルダーとZOHO Docsのフォルダーを同期させることも可能。
Dropbox上のフォルダーとZOHO Docsのフォルダーを同期させることも可能。
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