今では、容量数百GBのクラウドストレージも珍しくない。しかし、さすがに容量無制限の「Bitcasa(ビットカーサ)」には驚いた。初めて聞いたときは、かなりキワモノ的なサービスかとも思ったが、徐々にユーザーも拡大し、信頼に足るサービスとして広く知られるようになった。これまで米国を中心にサービスを展開してきたが、いよいよ日本でも正式にサービスを開始。さっそく、容量無制限の有料プランに申し込んで、機能や操作性をチェックしてみた。

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エクサバイト対応!? 月10ドル(年99ドル)で容量無制限

 米Bitcasaが提供する「Bitcasa Infinite Drive」(以下、Bitcasa)は、容量無制限のクラウドストレージサービスだ。従来から一部のユーザーには注目されていたサービスだが、先日、日本を含むアジア市場でも正式に提供を開始し、インタフェースも日本語に対応した。

 Bitcasaでは、無料/有料の2プランが提供される。無料だと10GBまで、有料だと月10ドル(年99ドル)で容量無制限で利用できる。さっそく筆者も有料プランに申し込んだので、操作性・機能をレビューしよう。

 次がWebブラウザーでBitcasaにサインインした画面である。

WebブラウザでBitcasaにサインインした直後の画面。
WebブラウザでBitcasaにサインインした直後の画面。
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 このように、BitcasaはWebブラウザーだけで利用できる。ファイルのアップロード/ダウンロードも可能だ。

 ただし、後述するように、WindowsのデスクトップアプリやiOS、Android用アプリも用意されているので、実際の運用では、これらの専用アプリと併用することになる。例えば、Windowsのデスクトップアプリをインストールすると、BitcasaがWindowsのドライブとして追加され、通常のドライブとして利用できるようになる。

 なお、その際の容量は、OSが対応できる上限の「7.99EB(エクサバイト)」と表示される。ちなみに、GB(ギガバイト)の上がTB(テラバイト)で、その上がPB(ペタバイト)、その上がEB(エクサバイト)である。

Windowsのデスクトップアプリをインストールすると、Windowsのドライブとして認識される。容量は「7.99EB(エクサバイト)」だ。
Windowsのデスクトップアプリをインストールすると、Windowsのドライブとして認識される。容量は「7.99EB(エクサバイト)」だ。
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