昔のスパイ映画の定番といったら、重要なメッセージを伝えたあと、自動的に爆発するテープレコーダー(?)だ。爆発するのは、伝えたメッセージを消すのが目的だが、今回紹介するSpiffyNet Solutionsの「Self-Destructing Message」というツールを使うと、爆発させなくても、自動的にメッセージを削除できる。秘密裏に情報を伝え、伝えた痕跡も残したくないなら、Self-Destructing Messageの方がスマートだろう。第三者に見られたくない情報をやり取りするときは、なかなか使えるツールなのである。

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「このメッセージはあと○○秒で消滅する…」スパイ映画もどきのメッセージを作成できる

 下の画面を見ていただきたい。これは筆者が作ったメッセージを表示するWebページにアクセスしたところだ。筆者が書いたのは「パスワードは○○○○だ。この情報は45秒で自動消滅する。健闘を祈る。」という内容である。

 そして、45秒が経過すると、表示されていた文字が本当に消えてしまう。今回紹介するSelf-Destructing Messageは、まさに、こんなスパイ映画のようなメッセージを作成できるツールだ。

Self-Destructing Messageで作った45秒後に消えるメッセージページ。
Self-Destructing Messageで作った45秒後に消えるメッセージページ。
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45秒後にページ上のメッセージは自動的に消滅する。
45秒後にページ上のメッセージは自動的に消滅する。
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 表示されている間に画面をキャプチャーすれば簡単に記録できるので、本当の意味で安全とは言えないが、少なくともメールやインスタントメッセンジャーのように、やり取りしたメッセージの履歴は残らない。