オランダのベンチャー企業が開発したWeTransferは、最大2GBのファイルを無料で送れるファイル転送サービスだ。最大の特徴はユーザー登録が不要なこと。このため、急きょサイズの大きいファイルを送ることになっても慌てる必要はない。WeTransferのページを開き、送るファイル、相手のメールアドレス、自分のメールアドレスを指定するだけでファイルを転送できるからだ。ユーザーインタフェースは英語だが、操作はシンプルなのでまったく問題なく利用できる。プライベートでも仕事でも、ぜひ覚えておきたいファイル転送サービスの一つである。

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最大2GBのファイルをユーザー登録なしで転送できる

 10MBを超えるようなサイズの大きいファイルは、メールへの添付ではメールサーバーの制限などにより送れないことが多い。このため、ある程度のサイズのファイルをやり取りするときは、「宅ファイル便」のようなファイル転送サービスを利用するのが一般的だ。

 今回取り上げるWeTransferも、こうしたファイル転送サービスの一つである。特長は次の通りだ。

  • 無料
  • ユーザー登録不要
  • 2GBのファイル転送が可能
  • 設定するのはファイル、相手のメールアドレス、自分のメールアドレスの3つ

 多くのファイル転送サービスは、利用前にユーザー登録が必要だが、WeTransferは必要ない。しかも、転送できるファイルサイズは、1回の転送につき2GBまでと巨大だ。回数に制限はないので、1回の転送で2GB以内なら、何度でも繰り返して送信できる。しかも、設定する情報は、転送するファイル、相手のメールアドレス、自分のメールアドレスの3つだけだ。

 WeTransferのページ背景には広告が表示され、ランダムに切り替わる。この広告がWeTransferの収入源になっているので、表示を無効にすることはできない。ただ、どれも非常に洗練された美しい広告なので、じゃまに感じることはないだろう。

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WeTransferのページ。背景には広告が表示され、一定時間ごとに切り替わる。美しい写真やイラストで構成された広告なので、じゃまに感じることはない。

 以降で取り上げる操作手順の画面背景が変化しているのも、広告が自動的に切り替わっているためだ。機能に変化があるわけではないので、その点、ご了承いただきたい。