10月26日のWindows 8登場以降、8搭載パソコンも続々と発売される。8はタッチ操作に最適化されていることが最大の特徴。もちろん、マウスでも利用できるのだが、画面に直接タッチしたり、専用のタッチパッドを使ったりすることで、より快適に操作できるように設計されている。

 これまでのパソコン選びは、性能や画面サイズ、キーボードの打ちやすさを考慮すればよかった。8時代のパソコン選びでは、タッチ操作も重要なポイントになる。

タッチ操作への対応の違いで、主に3パターンに分けられる

 8搭載の最新パソコンは、大きく3つのタイプに分けることができる。1つめは、タブレットとして使える斬新な製品だ(図1)。アンドロイドタブレットやiPadのように、画面だけで使えるのだ。

 液晶とキーボードがもともと分離しているタイプのほか、液晶部分を取り外したり、折りたたんだりといったギミックを採り入れタブレット同様に使える新しいスタイルのパソコンも多数登場している。これらキーボード付きのモデルは、一般的なノートパソコンスタイルでの利用も可能だ。

図1 液晶部分を取り外したり折りたたんだりといったギミックで、液晶単体でタブレットとして使える新しいスタイルのパソコンが多数登場。机や膝の上に平置きして操作できるので、長時間の作業も疲れにくい
図1 液晶部分を取り外したり折りたたんだりといったギミックで、液晶単体でタブレットとして使える新しいスタイルのパソコンが多数登場。机や膝の上に平置きして操作できるので、長時間の作業も疲れにくい
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 2つめが、従来パソコンのデザインを踏襲したままで、タッチパネルを装備した製品(図2)。ただし、画面角度の関係から、タッチでの長時間の作業にはあまり向いていない。ちょっとしたタッチ操作にこそお薦めだ。

図2 8では、メニューを出すだけでも画面タッチで操作したほうが快適だ。そんな“ちょっとタッチする”程度の使い方に向いているのが、従来の液晶をタッチ対応にしたモデルだ
図2 8では、メニューを出すだけでも画面タッチで操作したほうが快適だ。そんな“ちょっとタッチする”程度の使い方に向いているのが、従来の液晶をタッチ対応にしたモデルだ
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 3つめはタッチパネル液晶を搭載していないモデル(図3)。機種数的には半数以上のパソコンがこれに当たる。

図3 タッチパネル非搭載のモデルでも、タッチパッドを大型化するなど、Windows 8を使いやすくするモデルが多い
図3 タッチパネル非搭載のモデルでも、タッチパッドを大型化するなど、Windows 8を使いやすくするモデルが多い
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