Windows 8アプリは、見た目も操作方法も、従来のWindowsアプリケーションとは大きく異なっています。基本的にはタッチによる操作を前提に作られていますが、マウスでも十分利用できますし、便利なショートカットキーも用意されています。今回は、Windows 8アプリに焦点を絞り、その基本操作を紹介します。

Windows 8アプリ共通のアプリバー

 Windows 8アプリは画面全体に表示され、従来のアプリケーションにあったドロップダウンメニューやツールバー、リボンはありません。従って、アプリ内に現れるメニューやボタンを使って操作するのが基本的な操作方法になります。

 しかし、それだけだと不十分だとマイクロソフトは考えたのか、Windows 8共通のメニューが用意されています。それが「アプリバー」です。アプリバーを表示するには、次のように操作します。

  • マウス:アプリ背景を右クリックする。
  • タッチ:画面下端から上方向にスワイプする。

 すると、画面下に次のようなメニューが表示されます。これが「アプリバー」です。アプリバーに並んでいるのが「アプリコマンド」です。アプリコマンドの内容はアプリによって異なり、同じアプリでも状況によって変化します。

カレンダーのアプリバー。週単位や月単位に表示を切り替えたり、スケジュールを新規作成したりするアプリコマンドが用意されている。
カレンダーのアプリバー。週単位や月単位に表示を切り替えたり、スケジュールを新規作成したりするアプリコマンドが用意されている。
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メールのアプリバー。メール送受信、スタート画面へのピン留めのアプリコマンドなどが用意されている。
メールのアプリバー。メール送受信、スタート画面へのピン留めのアプリコマンドなどが用意されている。
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メールの作成画面のアプリバー。添付ファイルの設定やフォント・斜体などを設定するアプリコマンドが用意されている。このように、同じアプリでも状況によってアプリバーの内容は変化する。
メールの作成画面のアプリバー。添付ファイルの設定やフォント・斜体などを設定するアプリコマンドが用意されている。このように、同じアプリでも状況によってアプリバーの内容は変化する。
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