僕も予約をして「iPhone 4S」を入手した。購入したのは家電量販店で、特に並ぶ必要もなく買うことができた。iPhone 4の時よりは間違いなく楽だった。
発売日当日には、「ソフトバンクのシステムがダウンしているので取りに来る前に電話ください」という連絡があったのだが、どうせ翌日まで取りに行けなかったので、こちらも問題はなかった。ただ、iPhoneが発売されるたびにシステムが不調になるのは、どうにかしてほしいところだ。また、取材でちょっと見てきたのだが、Apple Store銀座店に行列をして購入した方は本当に大変だったと思う。もちろん、並びたくて並んでいる方も多いのだろうが、どう見ても場違いな方も少なくなかった。量販店で楽に買えることを、周知するべきだと思うのだが。
さて、事前に製品を触る機会があったので、外観上の変化は極端に少ないことは分かっていた。それでも、改めて実物を手元に置いてみると、新しい製品を入手したときのドキドキ感は非常に少ない。iPhone 4と並べて置いていたら、どっちがどっちなのか分からなくなりそうだ。外観上では、本体を取り囲むステンレスのバーの切り込み位置などが異なるわけだが、前の製品から1年以上たっているので、やはりフルモデルチェンジを期待していた人は少なくないだろう。今回のように外装の変更をしない製品なら、1年で出してほしいところである。
まあ、世界中で信じられないほどの台数が売れるのだろうから、ボディーをすべて刷新するには生産台数の都合もあるのだろう。逆にうれしいのは、以前使っていた機器がほとんどそのまま使えることだ。僕が使っていたサードパーティー製のケースや純正バンパーも特に問題なく装着できた。