防水・防塵・耐衝撃の3拍子が揃っている

 今回は、au(KDDI)から発売されている「G'zOne IS11CA」を取り上げる。筆者自身、発売日(7月14日)に購入したが、G'zOneは従来型ケータイでも人気のブランドだっただけに、「待ってました!」とばかりに即買いした人は多いのではないかと思う。

 G'zOneの最大の特徴は、防水、防塵に加えて、耐衝撃性も備えた頑強な構造だ。防水性能はIPX5/8等級、防塵性能はIP5X等級。耐衝撃性は、米国国防総省が定めた「MIL規格」に準拠する落下試験をクリアしている。それぞれのテストの基準については、ここでは詳しく言及しないが、雨天でも使え、多少汚れても水道水でジャブジャブ洗って、すぐに乾いた布などで拭けば大丈夫。万一、落としてもディスプレイが割れたり、内部が破損して動作不良を起したりする可能性は極めて少ない。現行のスマートフォンの中では最もタフで、安心して長く使い続けられる端末と捉えていいだろう。

 ただし、端末が頑丈だからといって、長く“快適に”使えるとは限らない。日常的な用途においてはタフネス構造による安心感よりも、端末の操作感やタッチレスポンス、スタミナなどが重要であることは言うまでもない。そうした視点も含めて、さっそくG'zOne IS11CAをレビューしていきたいと思う。

端末の周囲がバンパーで保護され、それがデザイン的な特徴にもなっている
端末の周囲がバンパーで保護され、それがデザイン的な特徴にもなっている
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背面カバーはラバー素材で、水が侵入しないようにピッタリ密閉できる
背面カバーはラバー素材で、水が侵入しないようにピッタリ密閉できる
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