グローバル端末「Xperia arc」に日本独自の機能を追加
今回取り上げるには、au(KDDI)から発売されているソニー・エリクソン製のAndroidスマートフォン「Xperia acro IS11S」だ。NTTドコモからも「Xperia acro SO-02C」という機種が発売されており、ハードウエアや基本となるソフトウエアは共通している。両機の違いについては後述するが、双子の兄弟機のように捉えていいだろう。
読者の多くはご存知だと思うが、Xperia acroはソニー・エリクソンがグローバル向けに発売している「Xperia arc」(日本ではNTTドコモが「SO-01C」として発売)をベースにしている。arcに日本の従来型の携帯電話(フィーチャーフォン)の定番機能であるワンセグ、おサイフケータイ、赤外線を追加搭載したモデルがacroだ。
arcは最薄部8.7mmという薄さで人気を集めたが、acroは機能を増やした分だけ厚くなっており、厚さは11.8mm。背面はほぼフラットな状態になっている。arcに触れたことがある人は、ぼってりとした印象を受けるかもしれないが、スマートフォンとしては標準的なサイズ感だ。
ワンセグのアンテナは本体右側面に目立たぬように格納でき、赤外線はLEDフラッシュの横に備えるなど、機能追加によって端末のデザインが損なわれないように工夫されている。