1 ユーザーインタフェース

基本的な使い勝手は同様、文字入力やPC連携でさらに便利

 Android搭載スマートフォンは、外観も画面も一見するとiPhoneそっくりだ。実際に触ってみても、iPhoneの使用経験のあるユーザーなら、短時間でAndroidの世界になじめるだろう。とはいえ、細かい点で違いもあるはず。実際の使い勝手はどうなのか、順に誌上体験していこう。ここではAndroid搭載機の代表例として「GALAXY S」を取り上げる。ほかの端末も、細かい違いはあるが基本的な操作体系は共通だ。

 まずはユーザーインタフェース。Android搭載機を起動すると、広々としたメイン画面が出てくる(図1)。この画面には、任意のアプリのアイコンを置けるほか、天気予報や検索バーといったウィジェットを配置できる。画面の上端には機器の状態を示すステータスアイコンがある。

【画面の基本設計はほぼ共通】
図1 Android搭載機(ここではGALAXY S)のメイン画面。マス目状に並ぶアイコンを押してアプリを起動するという基本操作は共通。ただし、Androidはメイン画面にウィジェットを置けたり、画面上端にステータス表示用のアイコンが並んでいたりと、若干違いもある
図1 Android搭載機(ここではGALAXY S)のメイン画面。マス目状に並ぶアイコンを押してアプリを起動するという基本操作は共通。ただし、Androidはメイン画面にウィジェットを置けたり、画面上端にステータス表示用のアイコンが並んでいたりと、若干違いもある
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 iPhoneのメイン画面は、アプリのアイコンが整然と並ぶものであった(図2)。それと比較すると、Androidのメイン画面はWindows Vista/7のデスクトップに近い多機能な作りだ。

【iPhoneは階層構造のアイコンが特徴】
図2 iPhone 4に使われている「iOS 4」の場合、アプリ起動用のアイコンをフォルダーで階層構造にまとめて整理できる。一方でAndroidのように、メイン画面にウィジェットを置く機能はない
図2 iPhone 4に使われている「iOS 4」の場合、アプリ起動用のアイコンをフォルダーで階層構造にまとめて整理できる。一方でAndroidのように、メイン画面にウィジェットを置く機能はない
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