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あの「ウゴウゴルーガ」がよみがえる!? 絵や文字の“揺れる”動きを再現(第141回)

青木 恵美=ITライター&コラムニスト 2010/11/04


「ウゴツール」(D.IKUSHIMA氏)

「ウゴウゴルーガ」、覚えていますか?

 みなさんはフジテレビ系の子ども番組「ウゴウゴルーガ」を覚えているだろうか。けっこう前だなぁと思いながらWikipediaで調べてみたら、こんな感じでなんと放送は1990年代前半。これでは知らない世代も多いはずだ。

 とはいえ、伝説の番組として今でも語り継がれているし、それぞれの作品(3分程度の短編アニメで成り立っている番組だった)はある意味「アート」としての評価も高い。番組で親しまれた「ミカン星人」「テレビくん」「トマトちゃん」などのキャラは未だにあちこちで見かけたり、「ミカン星人」に至ってはiPhoneのゲームにもなっている。これだけ愛されたこの番組、DVDでも発売されていたりCSで再放送もされていたりするので、ご参考まで(詳しくは公式サイト参照)。

 ウゴウゴルーガは、ほとんどの作品がCG(コンピューターグラフィックス)を駆使して作られていた。当時CGといえば映画で使われたりなど精巧、精細で美しいものを目指していたものばかりだったにもかかわらず、この番組のアニメーションは、粗めの3Dキャラクターであったり、マウスでテキトウに描いたイタズラ描きのような絵や文がチャカチャカと動くアニメがあったりなど、前衛的なれど、誰にでも作れそうな親しみやすさも魅力であった。

 それらは主に「アミガ」というパソコンで作られたもの。一方、ひとつの手法としてユニークだったのが、同じような手描きの文字や線画を2枚描き、交互に切り替えてチャカチャカさせる、という技法。これがまた粗いCG(3Dなどの精巧なCGは「ハイレゾルーション」だが、これは逆に「ローレゾ・アニメ」などと呼ばれていた)とあいまって、なかなか「癒し系」ないい味を出していたのである。

 実はこの「2枚をチャカチャカさせる」アニメーション、たとえばWebページなどのタイトルバナーとか、ちょっとしたカット絵などに1カ所か2カ所使うと、けっこうそこに目がいってなかなかのアイキャッチになって面白い。筆者も昔、自分のホームページにアミガで描いたカットやタイトルを(GIFアニメとして貼り付けて)載せていたことがある。

 まあそんな「ウゴウゴルーガごっこ」は楽しいのだが、今ごろアミガを手に入れるのは難しい。パソコンで2枚絵を描いてGIFアニメを作成するのも手間がかかる。というわけで今回紹介するのは、ただマウスで絵や字を描くだけで「ウゴウゴルーガ」風の動きを再現できるソフト。その名も「ウゴツール」。公式サイトでの説明にはこうある。作例もあるのでぜひページにジャンプして見てほしい。

かの名作テレビ番組「ウゴウゴルーガ」に出てきたような
文字の動きを再現できる描画ツールです。
描くだけで動き出す立体的な直線は適当に描いただけの絵でも味が出ます。
原点に戻って絵を描く楽しさを味わってください。
 <中略(ウゴツールで作ったアニメ例)>
描いたウゴモデルはアニメーションGIFとしてホームページ素材などに利用できます。

 説明通り、ただ描くだけで、チャカチャカ動く画像を作ることができる。右の画像のように、描く過程もアニメにできてけっこう面白い。描いた画像はアニメーションGIFで保存できるので、Webページなどに貼り付けて素材として使うことができる。ほかにも、連番BMPとして保存できるので、動画編集ソフトなどに取り込んで、動画のタイトルなどにも利用できる。

 まあ、素材として使わずとも、描いて遊ぶだけで面白い。ただの絵や文字に動きがあるだけで意外に楽しい。子どもに使わせても気に入りそう。

 ではこの「ウゴツール」、さっそくダウンロードして使ってみよう。

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