今回は、画像、図形、SmartArtの互換性テストについてレポートしよう。
画像・図形そのものの再現性も重要だが、周囲の文字との関係(周囲の文字の折り返し)も重要だ。これが再現できないと、画像・図形を含む文書のレイアウトがガタガタになるからだ。SmartArtに関しては、Office 2007からの新機能なので、再現性は低いと予想されたが、再現できればユーザーとしてうれしい機能だけにチェックしてみた。
画像の枠線はEIOfficeが好成績、全体的に再現性は低い
画像
チェック内容
Wordでは、画像の周囲にさまざまな枠線を設定できる。そこで、画像の周囲に色・種類の異なる枠線を設定し、各ソフトでの再現性をチェックしてみた。
結果
ソフト | docx | doc |
---|---|---|
EIOffice | △+ | △- |
OpenOffice.org | × | △- |
ThinkFree Write | △ | × |
キングソフト Office 2010 Writer | × | × |
一太郎2010 | △ | △- |
解説
最も成績がよかったのはEIOfficeだった。といっても、完全に再現できるわけではく、線種が部分的に異なった。また、キングソフトはdocx文書で枠線の色がすべて黒になったり、OpenOfficeはdocx文書で枠線がすべて消えてしまったりなど、全体的に再現性が低かった。