撮影:小林 伸 モデル:井上 貴美
テストで撮影した作例はこちらに掲載しています。

 一口に「コンパクト一眼」と言っても、その特性は異なる。ここでは、各カメラの標準的なレンズを使い、明るい室内と暗めの室内で撮影した写真を基に、画質や色調、表現力をチェックする。

オリンパスイメージング

OLYMPUS PEN E-P2(M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6)

●撮影データ(左)
ISO:400
絞り:F4.4
シャッタースピード:1/60
仕上がり:ナチュラルホワイトバランス:オート

●撮影データ(右)
ISO:400固定
絞り:F5.0
シャッタースピード:1/8
仕上がり:ナチュラル
ホワイトバランス:オート

撮像面が大きいマイクロフォーサーズの強みを生かし、コンパクト機などではしっかりピントの合ってしまう背景をややぼけ気味に、人物が浮き上がるように撮影できた
撮像面が大きいマイクロフォーサーズの強みを生かし、コンパクト機などではしっかりピントの合ってしまう背景をややぼけ気味に、人物が浮き上がるように撮影できた
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光量が少ない条件でも暗部を十分に描写できている。顔に少しだけ当たっている外光も青くなっておらず、ホワイトバランスの巧みさを見せている
光量が少ない条件でも暗部を十分に描写できている。顔に少しだけ当たっている外光も青くなっておらず、ホワイトバランスの巧みさを見せている
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OLYMPUS PEN Lite E-PL1(M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm f3.5-5.6 L)

●撮影データ(左)
ISO:400
絞り:F4.4
シャッタースピード:1/60
仕上がり:ナチュラル
ホワイトバランス:オート

●撮影データ(右)
ISO:400固定
絞り:F5.0
シャッタースピード:1/6
仕上がり:ナチュラル
ホワイトバランス:オート

基本的な絵作りはE-P2と同じ。メリハリの利いたコントラストやシャープ感はコンパクト機の上を行く。自然なホワイトバランスにも好感が持てる
基本的な絵作りはE-P2と同じ。メリハリの利いたコントラストやシャープ感はコンパクト機の上を行く。自然なホワイトバランスにも好感が持てる
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APS-Cサイズよりも撮像素子サイズが小さいため、ダイナミックレンジの狭さがよく指摘されるが、本機ではシャドー部の落ち込みなどもなだらかで、階調が残っている
APS-Cサイズよりも撮像素子サイズが小さいため、ダイナミックレンジの狭さがよく指摘されるが、本機ではシャドー部の落ち込みなどもなだらかで、階調が残っている
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