今回はNTTドコモの「dynapocket T-01B」とau(KDDI)の「IS02」を取り上げる。この2モデルは、どちらもWindows Mobilleを搭載した端末で、内蔵するソフトウエアが一部異なるものの、ベースとなるハードウエアは共通している。文字入力やメール、Webブラウザーなど基本機能の操作性は共通しているので、ここでは同一機種として、まとめてレビューする。なお、各端末で差異がある場合は、その都度触れさせていただく。

 dynapocket T-01BとIS02は、スライド式のQWERTYキーボードを搭載していることが大きな特長だ。普段はキーボードを格納したコンパクトな状態で持ち歩けて、4.1型の大画面ディスプレイをタッチすることで操作できる。文字入力を要するときはキーボードを引き出し、PCライクに文字入力が行える仕様だ。QWERTYキーボードを搭載しながら約12.9mmという薄さを実現していることや、コントラストが高く、視野角が広い有機ELディスプレイを採用していることもメリットと言えるだろう。

左がauのIS02、右はNTTドコモのT-01B。ドコモ版は、このチタニウムブラックのほかにホワイトもある
左がauのIS02、右はNTTドコモのT-01B。ドコモ版は、このチタニウムブラックのほかにホワイトもある
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背面には約320万画素のCMOSカメラが搭載されている。IS02にも「dynapocket」のロゴが記されている
背面には約320万画素のCMOSカメラが搭載されている。IS02にも「dynapocket」のロゴが記されている
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どちらの端末も、スライド式キーボードを収めた状態では、フルタッチ操作のスマートフォンとして使える
どちらの端末も、スライド式キーボードを収めた状態では、フルタッチ操作のスマートフォンとして使える
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