「Beauto Racer」はタイヤのついたレースカーの“ロボット”だ。組み立ては簡単だが、プログラムを工夫しないと賢く走らせることはできない。プログラミング未経験者でも、試走を繰り返すうちにプログラミングと制御の基礎が身に着く。「遊び」と「学び」は一体のものだと実感できる知的オモチャだ。
http://www.vstone.co.jp/robot/beautoracer/
価格:(左)CD-ROM・USBケーブル付き 3570円/(右)CD-ROM・USBケーブルなし 2940円
販売店:秋月電子通商 http://akizukidenshi.com/catalog/g/gK-03038/ ほか
本体製作時間:約10分
ソフトウエア製作時間:簡単なものなら1時間、複雑なものだと何日間も
走るオモチャの「頭脳」をプログラミングする
家電もクルマも、周囲のメカトロニクス機器(メカとエレクトロニクスが融合した機器。略称メカトロ)の多くが「コンピューター制御」である。多くの方が知識としてはご存じだろう。しかしその分野で仕事をしている人などを除くと、コンピューター制御の機器を作ったことがある人は少ないだろう。
それを体験できるのが、ライントレースロボット「Beauto Racer(ビュートレーサー)」だ。模型のクルマを組み立てて、自作の制御プログラムを組み込んで走らせる。もともとはプログラミングとメカトロの基礎を学習する教材だが、知的オモチャとしても十分に面白い。
例えば、親子で遊びつつプログラミングを学ぶといい。高校生ならひとりで取り組むこともできるだろう。企業なら非技術系新入社員のプログラミング/メカトロ実習として使うのもよい。
マウス操作だけでプログラムを作ることができるので、プログラミング未経験者でも取り付きやすい。賢いプログラムを作るには工夫と試行錯誤が必要で、長い時間楽しむことができる奥深さもある。
最初に完成品をご覧いただこう。
左右回転・直進・点灯を組み合わせた演技走行