2010年に入り約3カ月の間に、大手キャリアが相次いでスマートフォンを発表した(写真)。2010年は、グーグルを中心としてキャリアや端末メーカーで構成する業界団体「OHA(Open Hardware Alliance)」が開発したモバイル端末向けのOS「Android(アンドロイド)」を搭載する端末を中心に、多数のスマートフォンの発売が予測される。まさに“スマートフォン元年”と呼んでも過言ではないだろう。こうした状況の変化を受け、通話やメールを主用途とする従来型のケータイ(以下、「ケータイ」)からの乗り換えを考えている人も多いだろう。また、今使っているケータイを維持したまま、パソコン代わりに使える2台目のモバイル端末としてスマートフォンの購入を検討している人もいるだろう。

大手キャリアが相次いでスマートフォンを発表(左からNTTドコモ、ソフトバンクモバイル、KDDI)
大手キャリアが相次いでスマートフォンを発表(左からNTTドコモ、ソフトバンクモバイル、KDDI)
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 多彩な機能を搭載するスマートフォンは、使い方も人ぞれぞれ。自分の用途に適した端末を選ばないと、買ってから後悔することになりかねない。また、利用料金もケータイとは異なる部分があるので、ケータイ選びの“常識”がそのまま通じないこともある。

 この記事では、各社が発売している、あるいは今春に発売予定のスマートフォンの特長、OSによる使い勝手の違い、料金プランの比較などを試みる。これからスマートフォンの購入を考えている人は参考にしていただきたい。