今回はトランスメディアの「Glide OS」の使い方を詳しく解説する。

 Glide OSは合計10GBのデータを無料で保存できるオンラインストレージだ。「Web OS」と呼ばれるサービスで、ファイルを保存するだけでなく、Web上に用意されているアプリケーションを使って文書やプレゼンテーション、スプレッドシートの作成、画像の編集などが可能。ほかにも付箋やEメール、アドレスブック、カレンダーなど、多彩な機能を備え、どこにいてもブラウザー上でデスクトップのような環境を構築できるのが特徴だ。Word 2003、Power 2003、Excel 2003などのOfficeファイルやテキストファイル、画像動画、音声ファイルは、ブラウザー上での閲覧・再生に対応する。

 1アカウントで6ユーザーまで利用でき、1度にアップロードできるファイルは20個まで。保存可能なファイルのサイズについて、特に制限はない。

 また、ファイルを共有設定すれば、他のGlide OSユーザーでもデータにアクセスできるようになる。共有ファイルを保存するサイトが作成されるので、ファイルを更新したり、新たなファイルをアップロードするなどして、複数ユーザーで共有の作業スペースとして利用してもよい。なお、「閲覧」「アップロード」「ダウンロード」「訂正」といった操作の権限をユーザーごとに設定できる。

 対応OSはWindows XP・2003・Vista/Mac OS X/Linux、対応ブラウザーは Firefox/Safari/Internet Explorer/Google Chromeなど。Windows Mobile搭載のスマートフォン、iPhoneにも対応する。なお、パソコンで使用する際はFlash Player 0.9.124以降が必要になる。

 プランは無料版のほか、容量25GBで最大25ユーザーが利用できる有料版も用意する。料金は毎月の支払いなら月額4.95ドル、年間契約なら年額49.95ドルとなる。