「CASSETTE to DIGITAL」は、カセットテープの音源をパソコンに取り込み、音楽ファイルとして保存できるカセットプレーヤーだ(図1)。カセットテープに録音した思い出の音楽を、CDに保存したり、携帯音楽プレーヤーに入れて持ち歩きたいという人にはお薦めだ。
プレーヤー本体の大きさは、幅16cm、高さ13cm。上面にカセットテープの挿入口とUSBポートが設けてある。
音源をパソコンに取り込むには、まずカセットプレーヤーとパソコンを付属のUSBケーブルで接続し、カセットテープを挿入する(図2)。続いてパソコン側で付属ソフト「Cassette Mate」を起動。設定を済ませたら、「録音」ボタンを押し、プレーヤーのつまみを回してカセットを再生すればよい(図3)。すると、「マイドキュメント」内に独自フォルダが自動で作成され、中に音楽ファイルが保存される(図4)。しかも、保存された音楽ファイルは、曲間の無音部分で1曲ごとに分割されるので便利だ。
ファイルの保存形式は、MP3、WMA、WAVの3種類から選択可能。WAV形式で保存すると、圧縮処理をしない分、ファイル容量は大きくなる。ちなみに、5分の音楽をMP3形式とWAV形式で保存した場合、MP3はファイル容量が約5MBだったが、WAVだと約10倍の51MBになった。
[注]CASSETTE to DIGITALには、早送りボタンはあるが、巻き戻しはできない。テープを巻き戻すには、いったんカセットを取り出し、A面とB面を逆にして挿入し、早送りする