USBメモリーには紛失しづらいように工夫してある製品も多いが、紛失の可能性はゼロにはならず、盗難の可能性さえある。さらに、出先のパソコンでウイルスに感染し、USBメモリーを介して会社や自宅に感染が広がる恐れもある。
そのため、最近はセキュリティ対策の機能を備えたUSBメモリー製品が続々登場している。大切なファイルを持ち歩かざるを得ないのであれば、多少高価でもこういった製品を選んでおきたい。
データを簡単に読み出せないようにするには、暗号化にパスワード認証を組み合わせる方法が一般的だ。バッファローの「RUF2-FHSシリーズ」は、暗号化機能を備えた製品。USBメモリーに保存したファイルを自動的に暗号化して、設定したパスワードを入力しないと復号できないようにする。万が一、盗難などに遭っても暗号化してあれば、簡単に中身を見られることはない。
パスワードは他人に解析されないよう可能な限り推測しにくい内容にするのが望ましいが、あまり複雑にすると入力が面倒になる。RUF2- FHSシリーズは指紋認証にも対応する。登録した指紋一発でファイルを復号できるので便利だ。