Renaissance(Intel X58)

FOXCONN
実勢価格: 3万円前後
問い合わせ先:ドスパラ通販センター(t03-6222-3961、http://www.foxconnchannel.com/
※SPEC欄の「CPUクロック」「CPUコア電圧」は、BIOSで調整できる範囲です。これらの値は搭載するCPUによって変わります。

注目
最大4枚のグラフィックスボードを装着できる
低価格ながら、NVIDIA SLIに対応する
ストレージ用インターフェースが充実

(1)IOHの「Intel X58」。スピーカーの形状を模したヒートシンクを搭載する(2)ICHは「Intel ICH10R」(3)SAS(Serial Atached SCSI)コントローラーの「Marvell88SE6320」(4)eSATAやUltra ATA/133のためのコントローラー「JMicron JMB363」(5)HD Audioに対応した専用サウンドボード用のコネクター(6)GigabitEthernetコントローラーの「Broadcom BCM5786」はPCI Expressで接続している(7)IEEE 1394コントローラーの「TI TSB43AB22A」
(1)IOHの「Intel X58」。スピーカーの形状を模したヒートシンクを搭載する(2)ICHは「Intel ICH10R」(3)SAS(Serial Atached SCSI)コントローラーの「Marvell88SE6320」(4)eSATAやUltra ATA/133のためのコントローラー「JMicron JMB363」(5)HD Audioに対応した専用サウンドボード用のコネクター(6)GigabitEthernetコントローラーの「Broadcom BCM5786」はPCI Expressで接続している(7)IEEE 1394コントローラーの「TI TSB43AB22A」
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 NVIDIAのSLIに対応しながら、比較的安価なCore i7対応マザーボード。最大の特徴は、X58採用製品の多くが3本のPCI Express 2.0 x16スロットを備える中、本製品は4本ものPCI Express2.0 x16スロットを搭載している点だ。

 4本のうち、黒のスロットは常にPCIExpress 2.0 x8として動作する。また、隣の橙のスロットと信号を共有しているため、黒のスロットにボードを装着すると、隣の橙のスロットもPCI Express2.0 x8として動作する。このため、「16レーン×2」、「16レーン×1+8レーン×2」、「8レーン×4」のいずれかの構成で利用することになる。AMDのCrossFireXなら最大4枚、NVIDIAのSLIなら最大3枚のグラフィックスボードを装着して、3D描画性能を向上できる。なお、SLIのブリッジコネクターは通常、マザーボード側に付属するが、本製品には付属しない。SLIで使うなら、別途、ブリッジコネクターも購入しておこう。

 従来のSCSIの後継規格となる「SerialAttached SCS(I SAS)」をサポートする。コネクターは、Serial ATAと同じものを利用しており、SASの独自機能を利用しないなら、一般のSerial ATA 3Gbps対応HDDも接続できる。このため、SAS対応HDDがなくても、Serial ATAの増設ポートとして利用できる。

 家庭向けの「Digital Life」シリーズの製品のため、サウンド機能も充実している。HD Audio対応のコーデックチップを別基板に搭載することで、メイン基板のデジタルノイズの影響を受けづらくした。ステレオの音楽ソースを7.1チャンネルスピーカーで疑似サラウンド再生する「DTS CONNECT」や、サラウンド音声をAVアンプにデジタル出力できる「Dolby Digital Live!」にも対応する。

Windows用のソフト「FoxOne」が付属する。オーバークロックの操作やファンの回転数制御から温度や電圧などの表示まで、さまざまな機能を統合した。
Windows用のソフト「FoxOne」が付属する。オーバークロックの操作やファンの回転数制御から温度や電圧などの表示まで、さまざまな機能を統合した。
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サウンドボードの「Harp audio card」が付属。アナログ音声回路をデジタルノイズの影響を受けやすいメイン基板とは別にすることで、音質を高めたという。
サウンドボードの「Harp audio card」が付属。アナログ音声回路をデジタルノイズの影響を受けやすいメイン基板とは別にすることで、音質を高めたという。
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2ポートのeSATAやIEEE 1394ポートなどを備えているI/Oパネル。アナログ音声端子は、付属のサウンドボードの方に備えている。
2ポートのeSATAやIEEE 1394ポートなどを備えているI/Oパネル。アナログ音声端子は、付属のサウンドボードの方に備えている。
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