「TeraPad」

ワープロじゃなく、テキストエディターを使いたい!

 昔、ワープロソフトをよく使っていた。PC-9801とかの頃だ。一太郎とか、いろいろ。ワープロで文章を打って、テキストで書き出す。そうやってテキストファイルを作っていた。

 ところが、巷には「テキストエディター」というものがあるらしいと聞いた。やはり当時の話。聞くところによると、それは元来、プログラマーがプログラムを書くために使うもので、軽くて使いやすいらしい…という。まあ、ワープロはシロウトの使うもので、「テキストエディター」を使うって、なんかカッコ良さそう。

 「えっ、テキスト打つにのワープロ使ってんの? ええ、信じらんなぁい。ワープロは重いし、使いづらいじゃん。エディターだよエディター。テキストエディターを使わなきゃあ…」みたいなことをまわりの人に言ってみたい。

 まあ、昔話はさておき(笑)、そんなこんなで(動機がエラく不純だが…笑)テキストエディターを使い始め、今ではテキストエディターが欠かせない今日このごろ。とにかくすごく速くて、シンプルで、いい感じだ。その上、行番号や桁もわかるし、選択した段落とかフレーズをほかの場所に移動するのもドラッグ&ドロップで簡単。検索や置換もメチャ速いし、アンドゥ(元に戻す)が何回でも(確か64~10000回)可能だし、とにかく文章(文書ではなく文章、つまりテキストだ)の作成に集中できる。

 ところで、Windowsで有名なエディターは誰でも知ってる「メモ帳」だ。でもメモ帳は最低限の機能しかなく、使いづらい。テキストをいじらず閲覧する分にはそれほどでもないが、テキストを作成すると、おかしなところに改行が入ってしまったり、折り返しがうまくいかなかったり、思い通りにはいかなくてはがゆい。

 というわけで、いろいろネットで調べたうえ、使いやすく、しかもフリーなテキストエディターをみつけて、使い始めてもうずいぶんになる。それが「TeraPad」。今この文章も「TeraPad」で書いていた。まあ、「TeraPad」に落ち着くまではずいぶんいろんなものを試した。それまでは、Macを起動してMacのエディターで文章を打っていたというのは、ナイショだ(笑)。