USBメモリーは気軽に持ち運べることが利点ですが、うっかり落としてしまうこともあります。住所録など、個人情報が入った文書が外部に漏れては大変です。危険に備えるためには、暗号化ソフトを利用するといいでしょう。

 「暗号化ソフトを使う」と一口にいっても、重要なファイルだけを暗号化する(1)、USBメモリー全体を暗号化する(2)、最初から暗号化機能を備えている製品を使う(3)、という三つの方法があります。それぞれ使い勝手が異なるので、下の特徴を参考にして自分に合った方法を選びましょう。[注1]

[注1]:どの方法で暗号化した場合でも、最初に設定したパスワードを忘れてはいけません。パスワードがないと、暗号化したデータを開けません。
 

USBメモリーの暗号化って何?

図1 ファイルやドライブを暗号化するときに暗号解除のパスワードを指定する。正しいパスワードを知っている人しかデータを読み取ることができない。
図1 ファイルやドライブを暗号化するときに暗号解除のパスワードを指定する。正しいパスワードを知っている人しかデータを読み取ることができない。
図2 ドライブ全体を暗号化した場合、パスワードを知らないと、上のようにUSBメモリーを認識できなかったことを示す画面が出る。
図2 ドライブ全体を暗号化した場合、パスワードを知らないと、上のようにUSBメモリーを認識できなかったことを示す画面が出る。

三つの方法で暗号化!

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