「Reboot File Deleter」

消せないファイルやフォルダーでイライラ…

 ニンゲンどうも、思い通りにいかないと、すごくイライラするもの。特に自分に非もないのにうまくいかないのはすごく理不尽。ファイルやフォルダーを消したいのに、Windowsが拒否する。別のアプリで使われているからそれを終了しろとか、ファイルがみつからないとか、そんなわけないのに文句を言ってくる。そんなときは、アニメ「シティーハンター」のごとく100トンのハンマー(想像上)でPCをブチ壊したくなる(笑)。

 とはいえ、PCを壊しても何もならないから、いろいろと悩んでみる。まずはPCを再起動して削除をリトライ、セーフモードで起動して削除とか、別のマシンから覗いて削除とか、コマンドラインから削除とか。

 しまいには「ファイルとフォルダの神隠しII」で隠してみたり。いやこれは隠しただけで、消したわけじゃないから、問題外。そんなことじゃあ自分はごまかせない(笑)。

 とはいえ悪あがきもいい加減にしないと、大変なことにもなりかねない。

 圧縮ファイルを解凍しそこなってできたフォルダーやファイルとか、コピーやダウンロードの途中でコケたファイルとか、どうしても消せないファイルやフォルダーができちゃうことは、たまにある。「ディスクがいっぱいでないか、書き込み禁止になっていないか、またはファイルが使用中でないか確認してください」と言われたって、どれにも当てはまらないし(泣)。

 最近では、Vistaでフォルダー名を全角スペースに変えると消えなくなってしまうというのが有名。いったん名前を変えると消せないどころか、名前の変更も、コピーも移動もできなくなってしまう(よい子のオトナは真似しないでね)。

 とりあえず、どうやっても頑固に居座っているファイルやフォルダーを消せないときに使えるツールはないものかと。

便利な「Reboot File Deleter」

 そんなときに便利なのが「Reboot File Deleter」。「リブート時に削除するファイル一覧」のリストボックスにファイルをドラッグ&ドロップして、再起動するだけでキレイさっぱり消してくれる。筆者の場合、ほかで全くダメだったものがすべて成功した。Vistaの例のフォルダーも消してくれたし。

 それにしても、消せないからといって、やたらなファイルやフォルダーを指定しないこと。ちゃんと正体がわかっていて、なおかつ消せないという場合にのみ使おう。システムファイルやフォルダーなど、正体がよくわからないものを消してしまうと、PCが二度と起動しなくなることもあるから注意。いつものごとく、使用は自己判断と自己責任で。

 とにかくとにかくとにかくこのソフトはありがたい。長年の気がかりがすっと解決した気がする。

 そういえば、筆者のMac(レトロなOS9だけど)はずっと消せないフォルダーで「ゴミ箱」がずっとふくらんだままだ。Mac用のこういうソフトがあったらいいのだが(たぶん探してみればあると思うが)。