KDDIとソフトバンクモバイルは2012年9月14日、米アップルの「iPhone 5」の料金プランを発表した。基本使用料、インターネット接続サービス、パケット定額を合わせた料金はKDDIとソフトバンクともに月額6755円。他社からの乗り換え(MNP)の場合は5775円となる。さらに、KDDIは固定通信を使った場合の割り引き、ソフトバンクは機種変更時の割り引きや古いiPhoneの下取りといったプログラムを用意した。

 KDDIは月額基本料が980円、インターネット接続料が315円、パケット通信料が5460円で合計は月額6755円となる。MNPの場合は割引キャンペーンの「女子割/男子割」が適用できる。女子割/男子割では料金が24カ月間980円引きとなるため、合計で5775円となる。女子割/男子割の受付は11月30日まで。このほか、KDDIの固定通信を利用している場合は1480円引きの「auスマートバリュー」が適用できる。

 ソフトバンクは月額基本料が980円、インターネット接続料が315円、パケット通信料が5460円で合計は月額6755円となり、MNPの場合は980円引きの5775円になる点はKDDIと同じ。ソフトバンクのユーザーがiPhone 5に機種変更する場合はパケット定額料金が1年間は490円引きとなる。これに加えて下取りプログラムも実施する。iPhone 4Sは1万2000円分(1000円×12カ月)、iPhone 4は8000円分(1000円×8カ月)を利用料金から割り引く。

 端末の実質負担額は、両社ともに16GBモデルが0円、32GBモデルが1万320円、64GBモデルが2万640円。24回分割にした際の負担額は32GBモデルで月額430円で、64GBモデルで860円。

 KDDIのiPhone 5はテザリングに対応し、2年間は追加料金なしで利用できる。ソフトバンクはテザリングに対応しない。一方で、KDDIは月のデータ通信量が7GBを超えた場合は通信速度が128kbsに制限され、その際に2625円を追加で支払うと2GB分の高速通信が利用できる。ソフトバンクはデータ通信量による帯域の制限はない。

■変更履歴
初出時、24回分割にした際の負担額を、32GBモデルが月額240円、64GBモデルが440円としていましたが、正しくは32GBモデルが430円、64GBモデルが860円です。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。 [2012/09/14 21:30]