NTTドコモは2011年6月22日、Android搭載スマートフォン向けウイルス対策サービスを、7月1日に開始することを明らかにした。対象は、Android OS 2.1以上のドコモスマートフォン。無料で利用できる。

 今回発表されたのは、「ドコモ あんしんスキャン powered by McAfee」というサービス。セキュリティ企業マカフィーのウイルス対策技術を使用する。同サービスの専用アプリ「ドコモ あんしんスキャン」をインストールすれば利用できる。専用アプリは、NTTドコモのアプリ配布サイト「ドコモマーケット」や、グーグルの「Androidマーケット」から無料でダウンロードできる。月額使用料も無料。

 専用アプリは、自動的に更新されるウイルス定義ファイル(パターンファイル)を使って検査し、ウイルスを検出する。検査のタイミングは2種類。新しいアプリをインストールしようとしたときや、メモリーカードを挿入したときなどに検査する「リアルタイムスキャン」と、ユーザーが設定したタイミング(毎日や毎週)で検査する「スケジュールスキャン」。

 なお、サービスの利用料は無料だが、専用アプリのダウンロードやウイルス定義ファイルの更新については、パケット通信料がかかる。

 ソフトバンクモバイルでも、マカフィーの技術を使った同様のウイルス対策サービス「スマートセキュリティpowered by McAfee」を、同社ユーザーに提供している。同サービスの提供開始は2010年12月。2011年3月末までは無料で提供していたが、同日以降は、月額使用料315円で提供している。