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“本当にATOKでよかったのか”手書きで日本語入力を再び革新

スマートフォン2011春、MetaMojiの浮川和宣社長のクロージングセッション

松元 英樹=日経パソコン 2011/04/28 日経パソコン

 “ATOKで本当によかったのか”という長年のテーマを追求した――。MetaMojiの浮川和宣社長は2011年4月28日、スマートフォン2011春のクロージングセッションで登壇。同社のiPad用の手書き日本語入力ソフト「7notes」をデモ実演した。ジャストシステムの創業者であり、「一太郎」「ATOK」でパソコンの日本語入力に革新を起こした浮川氏が、7notesで何を目指すのか。その思いを語った。

 創業から30年。ジャストシステムを率いてきた浮川氏は2009年6月に社長を退任。新しい経営陣は、浮川氏が主導し進めてきた先進技術プロジェクトを継続できないと判断した。「世界的に見ても大事なプロジェクトであり、新しい受け皿が必要」(浮川氏)だった。2009年10月、それらプロジェクトを引き継ぐ新会社MetaMojiを立ち上げ、ゼロからの再スタートを切った。浮川氏は「いい年になって、今後何ができるか。青臭いが社会貢献として何ができるか。今自分が生き続けて世の中に何ができるか考えた」とMetaMoji設立時の胸の内を明かす。

 先端技術のプロジェクトを具体化した製品の一つが、日本語手書き入力ソフトの7notesである。かねてから浮川氏は、自らが世の中に送り出した日本語入力システムATOKについて“それで本当によかったのか”と密かな悩みを抱えていた。「キーボードで入力してスペースバーをポンと押して変換する。その方法は私が考えた。ただ、日本語の読みを入力して変換する必要があり、漢字を直接入力できない」(浮川氏)。一度読みを入力したうえで漢字に変換するという過程が生じると、頭の中で浮かんだ文章をスムーズに入力できない場合があるというのだ。

漢字が分からなくても大丈夫

 頭の中の浮かんだ漢字入りの文章を、そのままダイレクトに入力できる方法とは何か。浮川氏がたどり着いた回答が、iPadの手書き入力。7notes上で「会ぎ」「じゅん備」と手書きすると自動で「会議」「準備」と変換候補が現れる。頭の中に浮かんだ文字を手書きで入力し、必要に応じて適切な漢字に補正できるというわけだ。手書きの味を残したい場合は、そのままの筆跡を残せる。あとで手書き文字を1文字ずつ編集することも可能だ。

 Webアプリケーションを利用する際に文字を手書きで入力できるように、専用のブラウザー「mazec Web Client」も開発した。今後はSNSなどコミュニケーションツールでも手書き文字が利用できるように対応を進める。「人によって字の上手い下手もあるし、急いでいる時には筆跡が荒くなる。それでも、人が書いた文字は、その人のアイデンティティの一つ。年賀状にちょっと手書きの文字が書かれていると、それを見たときほっとする」(浮川氏)とネット上のコミュニケーションでも手書きが大きな役割を果たすと予言する。

 スマートフォン向けにも対応を進める。浮川氏は、iPhone版の手書き入力機能をデモしたうえで「スマートフォンすべてに手書きの便利さを伝え、変換を意識しない日本語入力を広げていきたい」と意気込みを語った。

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