2011年4月28日、iPad2の発売で直営店のアップルストアや大手量販店に行列ができる中、「ソフトバンク表参道」では整理券を発行。店舗前には並ばないように呼びかけるなど、他店とは対照的に静かな販売スタートとなった。

 かつて、iPadやiPhoneの発売のたびに行列ができた同店では、iPad2の発売がアップルより発表された27日の深夜から、整理券の配布カウンターを店頭にオープン。そのまま店を閉めず一晩中、来店したお客に整理券を配布した。

 整理券は受付整理券と商品引換券の2枚構成。受付整理券は来店時間が1時間単位で指定されている。商品引換券には機種名が書いてあり、来店してすぐに引き渡せるようになっている。

 3席ある整理券の配布カウンターには説明員が付き、一人当たりにかかる受付時間は数分程度。ソフトバンクモバイル広報室の赤澤 悠樹氏によれば「発表直後はお客さんで少し混んだが、すぐに落ち着いた」とのこと。深夜にも来客があったという。

 翌朝8時の時点では、整理券の配布カウンターにはお客が途切れなく来るが、列ができる様子はなかった。引き渡しが始まった9時の開店時でも、引き渡しのカウンターに数人が並んだ程度、その列もすぐに解消した。28日も発売セレモニーなどの予定はなく、店頭には店の前に並ばないように呼びかける張り紙が掲げられた。

 ソフトバンク表参道で前日の晩から整理券を配り始めたという情報は、Twitterにも流れた。前日の晩から深夜にかけて整理券を手に入れたお客には、こうした情報をキャッチして行動した人が多かったようだ。