マイクロソフトは、ベータ版として提供中の検索サービス「Bing」において、新機能をテスト中だ。アクセスしたユーザーのうち、ごく一部に対してランダムに表示しており、運が良ければ正式公開前の新機能を試せる。2010年6月7日時点で、検索結果として並んだページの概要をプレビュー表示する「ホバープレビュー」など、複数の新機能を確認できる。

 ホバープレビューは、検索結果に並んだページのいずれかにマウスポインターを重ねると、そのページの補足情報を表示する機能。ページ内に含まれる文字情報をはじめ、そのページ内で多くクリックされているリンクなども見られる。既に正式版となっている米国版のBingには用意されており、他の検索サービスにはないBing特有の機能として知られている。

 これまでBingが対応していなかったキーワードの入力補助機能のテストも始まった。検索キーワードの一部を入力すると、それに続く語の候補が一覧表示される。ほかの語と一緒に検索されることが多いキーワードについては、その語も提示する。

 このほか、有名人の氏名による検索結果の表示方法に変化が見られる。本人のプロフィールや写真、楽曲、公式サイトなどの情報がまとめて表示されるようになった。

 マイクロソフトによれば、さらに新しい機能のテスト公開も予定しているという。まず、使用するフォントをメイリオに変更。さらに、検索結果の画面上部に、検索結果に含まれる情報の種類を絞り込むためのタブを動的に表示する。動画や画像などが含まれる場合は「動画」「画像」などのタブが現れ、クリックすることで該当する結果を見られるようになるという。