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Office 2010はパフォーマンスが向上する

マイクロソフトが説明会を実施、IME 2010の新機能も初披露

田村 規雄=日経パソコン 2010/01/18 日経パソコン

 マイクロソフトは2010年1月18日、2010年前半のリリースを予定している次期オフィススイート「Office 2010」の第1回定例記者説明会を開催。Excel 2010やPowerPoint 2010のパフォーマンスや操作性の向上、IME 2010の新機能などを解説した。

 まずパフォーマンス向上については、Office 2010のハードウエア必要条件が、現行の「Office 2007」と変わっていないことをアピールする。新しいバージョンで必要条件が高くなっていないのは、Officeの20年の歴史の中で初めてだという。個別のアプリケーションについては、Outlook 2010、Excel 2010、PowerPoint 2010などで処理速度が向上したとして、デモンストレーションを行った。

 Excel 2010の改善点としては、計算やグラフ描画の高速化が挙げられた。計算速度は、約7割のケースでExcel 2007より高速化。グラフの描画についても、グラフィックエンジンの刷新とチューニングによって大幅に改善したという。デモでは、グラフを含むシートに表示を切り替えたときの再描画の速さが示された。Excel 2007ではグラフの再描画に若干時間がかかったが、Excel 2010では一瞬で再描画が可能。Excel 2010のグラフ再描画は、Excel 2003に比べても速くなっているという。また、600万個のセルにデータが入ったファイルを開くときの速度は、Excel 2007に比べて40%近く向上し、大規模なデータも快適に扱えるとした。

 PowerPoint 2010は、動的なコンテンツの描画速度を向上させた。PowerPoint 2007は主に静的なコンテンツの描画改善に注力していたが、PowerPoint 2010では、Direct X 9.0を使って描画エンジンを刷新。ハードウエア処理で描画することで、多数のオブジェクトを組み合わせた複雑なアニメーションでもスムーズに再生できるようにした。

「リボン」の操作性も改善

 使い勝手の向上については、Office 2007で導入された「リボン」インタフェースの改善が挙げられた。Office 2007のリボンに対しては、ユーザーから「リボンのカスタマイズを可能にしてほしい」「『Officeボタン』が分かりにくい」という2つの声が多かったという。これを受けてOffice 2010では、ユーザーが自由にリボンをカスタマイズできるようにした。

 またOffice 2007の画面左上隅にある「Officeボタン」は、これまでボタンであることが分かりにくく、なかなかクリックしてもらえなかったという。そこでOffice 2010では、Officeボタンに相当するボタンを「ファイル」タブに変え、リボン以前の「ファイル」メニューを想起させる形に修正した。これをクリックすると、ファイルに関する操作や情報をまとめた「バックステージ(Backstage)」ビューを表示する。そこでは、保存や印刷、ファイルの共有などの設定ができ、印刷時には、印刷プレビューの確認やページ設定が行える。

 このほか「コピー・アンド・ペースト」の操作性も良くなっている。同社の調査によると、平均的なビジネスパーソンは1カ月に1500回くらいクリックするが、その2割がコピー・アンド・ペーストの操作。そして、コピー・アンド・ペーストの後に最もよく行う作業が「元に戻す」だという。すなわち、コピー・アンド・ペーストの結果が思い通りにいかないケースが非常に多いということ。そこでOffice 2010では、貼り付ける形式の選択時に、リアルタイムに結果をプレビューできるようにした。

IME 2010では独自の「拡張辞書」が作れる

 日本語入力ソフト「IME 2010」については、今回初めて詳細な説明が行われた。前のバージョンであるIME 2007の初期版は、辞書の破損や変換速度の低下などトラブルが相次いだ。そのためSP1、SP2と修正を繰り返し、問題の解決や変換速度の向上が図られたが、IME 2010ではさらにこれらを改善。IME 2007 SP2に比べ、変換速度は2倍以上、そのほかのパフォーマンスについても25%以上改善したという。

 また変換辞書の更新・追加についても利便性を図っている。IME 2010では、辞書の自動更新機能をサポートし、常に最新の変換辞書が利用できるようになる。これまでも最新版の辞書はWebサイトで公開されていたが、ユーザーが自分でダウンロードしなければならず、実際の利用は少なかったという。そのため、「Microsoft Update」を通じて、WindowsやOfficeと一緒に辞書をアップデートできるようにすることも検討中だ。

 ユーザーが自由に辞書を作成し、互いに共有できるようになるのも利点。XML形式で「オープン拡張辞書」を作成すれば、このファイルをダブルクリックするだけで、簡単に辞書を登録できる。説明会では、同社の検索エンジン「Bing」で検索ランキング上位に登場する最新語を登録した「検索上位語辞書」を使ったデモが行われ、標準状態では変換できない「倖田來未」という歌手名を正しく変換してみせた。

 このように最新の流行語や人名、地名、専門用語などに特化した辞書を独自に作成したり、インターネット経由で入手して利用できるのが、オープン拡張辞書の長所。オープン拡張辞書は、マイクロソフト自身が作成して提供するわけではなく、ユーザーが独自に作成するのが基本となるが、同社では、ユーザーによる辞書を集めて同社Webサイトで紹介するような形式での提供を検討しているという。

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