マイクロソフトは2010年1月13日、Windows XPに同こんされている「FLASH PLAYER 6」に新たな脆弱(ぜいじゃく)性が見つかったことを明らかにした。同社では最新版にアップデートするか、FLASH PLAYER 6をアンインストール(削除)することを推奨している。

 マイクロソフトでは、FLASH PLAYERの古いバージョンであるFLASH PLAYER 6をWindows XPに同こんして提供していた。そのFLASH PLAYER 6に、新たな脆弱性が発覚したという。悪用されると、Webページを閲覧するだけでパソコンを乗っ取られる恐れなどがある。

 このため同社では、FLASH PLAYER 6をアンインストールするか、FLASH PLAYERを最新版にアップデートすることを推奨している。FLASH PLAYER 6以外には、今回の脆弱性は存在しないという。

 現在インストールされているFLASH PLAYERのバージョンは、アドビシステムズの「Adobe Flash Player」ページにアクセスすれば調べられる。FLASH PLAYERやADOBE READERなどの脆弱性は、「ガンブラー」攻撃の標的になっている。FLASH PLAYER 6に限らず、古いFLASH PLAYERを使っているユーザーは、最新版にアップデートする必要がある。