キングジムは2009年5月12日、約2秒で起動してテキスト文書の入力や編集ができる小型機「ポメラ」(DM10)に新色モデルを追加すると発表した。赤色「パッションレッド」、青色「ターコイズブルー」、銀色「レーシングシルバー」がある。出荷は5月15日で、各色2000台ずつの限定発売。価格は、現行モデルと同じく2万7300円。

 ポメラは、同社が2008年10月にメモ専用ツールとして発表した製品。折りたたみ式のキーボードと640×480ドットの4型モノクロ液晶を備え、日本語入力ソフトとして「ATOK」を搭載する。従来は、白色「パールホワイト」、橙色「トワイライトオレンジ」、黒色「プレミアムブラック」の3色展開だった。発表当初、初年度の販売目標台数を3万台としていたが、「予想外に売れ、2009年4月に3万台に達した」(開発本部電子文具開発部開発課の立石幸士リーダー)という。現在は、販売目標台数を10万台に引き上げている。

 新色の投入に合わせ、ポメラ専用のケースや、液晶保護フィルムとクリーニング用の布がセットになった「ポメラ専用保護キット」も5月18日に出荷する。ケースはソフトタイプ(3色展開、2940円)とハードタイプ(2色展開、3990円)がある。保護キットは1575円。