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アップルがiPhoneの新OSを今夏に提供開始、無料でアップグレード可能

高田 学也=日経パソコン 2009/03/18 日経パソコン

 アップルは2009年3月18日、携帯電話機「iPhone」シリーズ向けの最新OS「iPhone OS 3.0」を発表、開発者向けにベータ版の配布を開始した。100以上の新機能を追加し、夏ごろをめどに一般ユーザー向けにも提供を始める。既存のiPhoneシリーズ利用者は無料でアップグレード可能。「iPod touch」シリーズの利用者も、9.95ドル(国内での価格は未定)で購入できる。

 新機能の多くは、現行iPhone 3Gのユーザーにとって不便だった点を解消するもの。アプリケーション内部またはアプリケーション間でテキストや画像などをコピーまたはペーストする機能、日本の携帯メールに近いMMSと呼ばれるメール送受信機能、iPhone内のデータを高速に探せるデスクトップ検索機能などがある。MMSは、国内ではソフトバンクモバイルが「S!メール」(ドメイン名がsoftbank.ne.jp)として携帯電話向けに提供しており、これと同等の機能がiPhone 3Gでも使えるようになる。写真などサイズが大きいファイルを添付したメールを、海外の通信事業者を含む他社の携帯電話ユーザーとの間でやり取りできる。デスクトップ検索は、Mac OS Xに搭載された「Spotlight」と同等。メールや連絡先、楽曲などを対象に串刺しにして検索し、その結果を一覧表示できる。

 細かいところでは、メールソフトが横長画面で操作できるようになる。ボイスレコーダー的な使い方を実現する音声録音ソフトも追加する。カレンダーソフトは、インターネットを通じてカレンダー情報を取り込む「CalDAV」に対応させる。これにより、「Googleカレンダー」などCalDAV対応のオンライン予定表サービスとデータを同期させられる。

  iPhone OS 3.0の提供に先駆け、SDK(ソフトウエア開発キット)もバージョンアップし、同日開発者向けに配布を開始した。API(プログラムが利用する関数)を1000以上追加しており、開発者は従来実現できなかった機能をアプリケーションに組み込める。

 主なものを以下に挙げる。一つはアプリケーション内部で「App Store」(アップルが提供するアプリケーションを配布するサービス)を呼び出すAPI。活用すると、ロールプレイングゲーム内でアイテムを販売したり、乗り換え案内ソフトで最新データを月額課金制で提供し続けたりできるようになる。別のiPhone 3Gや周辺機器を呼び出すAPIも用意する。これにより、iPhone 3Gユーザー同士が無線LANを通じて対戦するタイプのゲームや、接続中の外部スピーカーのボリュームや音質を調整するソフトを開発できる。地図サービス「Googleマップ」を呼び出すAPIも加わり、アプリケーション内部から地図を呼び出して貼り付けられるようになる。

 そのほか、2008年6月の「WWDC 08」で公表した「Apple Push Notification」サービスを、iPhone OS 3.0の提供に合わせてスタートさせることも明らかにした。これは、別のアプリケーションを利用中のユーザーに対し、インターネット経由でiPhone 3Gへ何らかの情報をプッシュ型で知らせるサービス。現行のiPhone 3Gでは、バックグラウンドでプロセスを動作させることはできない。例えばメッセンジャーソフトは、起動して画面を表示させた状態でないと、相手からのメッセージを受け取れないという問題を抱える。iPhone OS 3.0では、その解決策としてApple Push Notificationを提供する。別のアプリケーションを利用中でもメッセージを受け取るなどでき、事実上バックグラウンドプロセスと同等の利便性のあるアプリケーションを開発できる。

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