2009年3月3日からドイツのハノーバーで開催されている総合展示会「CeBIT 2009」において、Cooler Masterは大型PCケース「ATCS 840」に5枚のMini-ITXマザーボードを搭載し、「5個のCPUで合わせて53.2GHz」とうたったユニークなシステムのデモを披露した。

Cooler Masterの53.2GHzシステム「5 Full Systems in 1 Machine」の構成(同社の資料より抜粋)。
Cooler Masterの53.2GHzシステム「5 Full Systems in 1 Machine」の構成(同社の資料より抜粋)。
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 同システムにはIntelの低消費電力版クアッドコアCPU「Core 2 Quad Q9400s」(2.66GHz、TDP65W)と2GBのメモリーを搭載したMini-ITXサイズのマザーボードに、それぞれ光学式ドライブとSerial ATAの3.5インチHDDを接続。5枚のマザーボードとそれぞれのドライブの電源供給は、同社の1000W電源ユニット「Real Power M1000W」の出力を分配している。CPUクーラーは水冷方式。

5 Full Systems in 1 Machineの全体像。左のPCが本体でディスプレイ、キーボード、マウスを5セット取り付けてある。
5 Full Systems in 1 Machineの全体像。左のPCが本体でディスプレイ、キーボード、マウスを5セット取り付けてある。
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2.66GHzで動作する低消費電力版クアッドコアCPU「Core 2 Quad Q9400s」を搭載したMini-ITXマザーボードを5枚搭載する。2.66GHz×1CPU当たり4コア×CPU5個で53.2GHzというわけだ。
2.66GHzで動作する低消費電力版クアッドコアCPU「Core 2 Quad Q9400s」を搭載したMini-ITXマザーボードを5枚搭載する。2.66GHz×1CPU当たり4コア×CPU5個で53.2GHzというわけだ。
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