バッファローは2009年1月15日、11nドラフト2.0に対応した無線LAN子機の新製品を発表した。USBタイプで外部アンテナが付属する「WLI-UC-G300HP」、超小型の「WLI-UC-GN」、ExpressCardスロット用の「WLI-EXC-AG300N」の3機種。

 WLI-UC-G300HP(図1)は可動式の外部アンテナを搭載した無線LAN子機。従来製品と比較し、電波出力を最大約1.5倍に強化、11nの無線LAN内蔵パソコンと比べ、実測値で約3.9倍の高速通信性能を実現したとしている。子機本体に電波状況が視覚的に把握できる「感度レベルメーター」搭載し、メーターを確認しながらアンテナの角度や利用場所を決めることができる。

 インターフェースはUSB2.0、無線LAN規格はIEEE802.11b/g/nドラフト2.0に準拠。アンテナは上り2本×下り2本のストリームを利用するMIMO方式。対応OSはWindows Vista(32ビット版)/XP/2000。標準価格は4935円で、2月上旬出荷予定。

 WLI-UC-GN(図2)は超小型のUSB2.0用無線LAN子機。サイズは幅16mm×長さ33mm×厚さ8mm。従来機種の「WLI-UC-G300N」と比べ、約88%小型化されている。無線LAN子機として使用するほか、パソコンにインストールした付属ソフトでモードを切り替えれば無線LAN親機としても利用できる。アンテナには11n規格のうち、上り1本×下り1本のストリームを利用する仕様を採用したため、理論上の伝送速度は最大でも150Mbpsになる。

 インターフェースはUSB2.0、無線LAN規格はIEEE802.11b/g/nドラフト2.0に準拠。対応OSはWindows Vista(32ビット版)/XP。標準価格は2205円で、2月上旬出荷予定。

 WLI-EXC-AG300N(図3)は、11a/g/b/nドラフト2.0に対応したExpressCardスロット用無線LAN子機。11nは2.4GHz帯、5GHz帯両方で利用できる。

 形状はスロット接続部の幅が34mmのExpressCard/34タイプだが、幅54mmの「ExpressCard/54」スロットにも装着可能。アンテナは上り2本×下り2本のストリームを利用するMIMO方式。対応OSはWindows Vista(32ビット版)/XP。価格は6615円で、2月上旬出荷予定。