AMDは2009年1月6日、「Yukon(ユーコン)」の開発コード名で呼んでいた、薄型/小型ノートPC向けのプラットフォームを正式に発表した。新ブランドのCPUであるシングルコアのAthlon Neoや「ATI Radeon X1250」と呼ぶグラフィックス機能を内蔵したチップセットで構成する。オプションとして単体グラフィックスチップ「ATI Mobility Radeon HD 3410」も用意される。

 Yukonは、同社が2008年11月13日に米国で開催した投資家向け会合で2009年中の投入を明らかにしていたプラットフォーム。CPUは「Huron(ヒューロン)」(開発コード名)、チップセットは「RS690E+SB600」(同)だとしていた。

 Yukonを採用したPCとして、Hewlett-Packard Development Companyの「Pavilion dv2 Entertainment Notebook PC」がある。厚みは1インチ(約2.54cm)以下、重量は1.8kg以下、12.1型液晶ディスプレイを搭載するという。米国で4月に発売の見込み。価格は699ドルから。