バッファローは2008年7月24日、台湾アスーステック・コンピューター(ASUSTeK、ASUS)の低価格ミニノート「Eee PC 901-X」専用の増設SSD「SHD-EP9M32G」「SHD-EP9M64G」を開発中であることを表明した。同社は価格や発売日などの詳細を明らかにしていないが、日経パソコン誌の調べによると、32GB品で1万5000円前後、64GB品で3万円前後という価格帯になりそうだ。発売時期は9月ごろとみられる。

 Eee PC 901-Xは、2個のSSDモジュールを搭載している。このうち、Dドライブに割り当てられている容量8GBのSSDは、きょう体の裏ブタを開けることで簡単に交換できるよう設計されている(ただし、裏ブタを開けるとASUSの保証を受けられなくなる)。この8GBのSSDを取り外し、バッファローの大容量SSDを装着することになる。Eee PCの国内第1弾である「Eee PC 4G-X」は、フラッシュメモリーがメイン基板に直接ハンダ付けされており、交換できない。

 Eee PCユーザーの多くは、記憶媒体の容量の小ささに悩まされていた。Eee PC 4G-XはSSDが4GBと少なく、その大半はWindows XPで占有されていた。Eee PC 901-Xは12GB(Cドライブに4GB、Dドライブに8GB)と多少増えたが、アプリケーションソフトやデータを保存すると容量の大半を消費してしまう。そのため多くのユーザーは、大容量のSDHCメモリーカードを増設ドライブ代わりに使うなどしていた。今回のバッファローの増設SSDは、容量が大きい割にSDHCメモリーカードよりビット単価が抑えられる見込みで、ユーザーの支持を集めそうだ。

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