どんなに万全の対策をしていても突然のトラブルでデータが消えてしまうことがある。ここでは万が一、データ消去が起きてしまったときの対処方法を紹介しよう。

 データが消えてしまう要因は2つある。ごみ箱を空にした、OSのエラーが発生したなどのソフトウエア的な問題と、落下で衝撃を与えた場合などの物理的な問題である(図1)。

●データが読めない理由には「ソフト的」「物理的」の2つがある
図1 ファイルが記録メディアから読めなくなる理由には「ソフトウエア的(論理的と呼ぶこともある)」「物理的」の2つがある。論理的な問題であれば、市販のデータ復旧ソフトを使うことで戻せる可能性がある
図1 ファイルが記録メディアから読めなくなる理由には「ソフトウエア的(論理的と呼ぶこともある)」「物理的」の2つがある。論理的な問題であれば、市販のデータ復旧ソフトを使うことで戻せる可能性がある
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 このうちソフトウエアの問題であれば、ユーザーが自分で復旧できる可能性がある。復旧の作業には専用のソフトを使う(図2)。

●データ復旧ソフトはCDから起動できる機能に注目
図2 データ復旧ソフトには複数の種類がある。パソコンの起動ディスクのデータを復旧する場合には、CDやUSBメモリーから起動できるソフトを選んだ方がよい
図2 データ復旧ソフトには複数の種類がある。パソコンの起動ディスクのデータを復旧する場合には、CDやUSBメモリーから起動できるソフトを選んだ方がよい
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