バッテリーの充電には、ACアダプターとUSBケーブルを使うのが基本だ。純正品のほかに市販品も多数あるが、どれを使ってもよいわけではない。

 ACアダプターは、端末が必要とする電圧、電流を供給できることが必要。コネクターの形状が同じでつなげられるからという理由だけで、製品に付属するもの以外のACアダプターを使用するのは、可能かもしれないが、トラブル防止の観点からお勧めできない。付属品もしくは純正品を使うのが無難だ。充電に使うケーブルも、抵抗値が大きいと、バッテリーが必要とする電圧や電流を供給できないことがある。

 試しに編集部で、付属品のUSBケーブルでつないだ場合と非付属品のUSBケーブルでつないだ場合で、電流に違いが生じるかを実験してみた(図1)。その結果、電流値は0.2A程度、非付属品のUSBケーブルの方が小さかった。バッテリーの充電が遅いと感じたら、適切なACアダプターとケーブルを使用しているかどうかもチェックするとよい。

●ケーブルで充電時間に差がつくことがある
図1 ケーブルによって、充電時に流れる電流値が異なるケースがある。レノボ・ジャパンのAndroidタブレットを使って、付属品ケーブルと非付属品のケーブルで比べてみると、電流値に多少の違いが出た
図1 ケーブルによって、充電時に流れる電流値が異なるケースがある。レノボ・ジャパンのAndroidタブレットを使って、付属品ケーブルと非付属品のケーブルで比べてみると、電流値に多少の違いが出た
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