PDFファイルを作成するには、高価な専用ソフトが必要だと思っていないだろうか。もちろん高価なソフトはあるが、そのようなソフトばかりではない。一般的な文書ファイルやWebページなどをPDFファイルに変換する、無料のソフトが提供されている(図1)。

●PDFファイルは簡単に作れる
図1 PDFファイルの作り方。無料のPDF変換ソフトを使えば、簡単にPDFファイルを作成できる。Office 2007以降などなら、作成した文書ファイルをPDF形式で保存可能。最近の複合機やスキャナーの多くでは、紙の書類などをPDFファイルにできる
図1 PDFファイルの作り方。無料のPDF変換ソフトを使えば、簡単にPDFファイルを作成できる。Office 2007以降などなら、作成した文書ファイルをPDF形式で保存可能。最近の複合機やスキャナーの多くでは、紙の書類などをPDFファイルにできる
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 Office 2007以降のように、編集したファイルを、PDFファイルとして出力できるソフトもある。

 また、最近の複合機やスキャナーには、紙の書類などをPDFファイルにする機能やソフトが付いている。PDFファイルを自分で作るハードルは、確実に低くなっている。ぜひ作ってみてほしい。

「印刷」でPDFに出力

 まず紹介するのが、無料のソフト「CubePDF」を利用した作成方法だ(図2)。オフィスソフトの文書ファイルやテキストファイル、Webページなど、どのようなタイプのファイルでも、PDFファイルに変換できることが特徴。

●無料のPDF変換ソフトが便利
図2 無料のPDF変換ソフト「CubePDF」のダウンロードサイト。インストール中に別ソフトのインストールを勧められる。不要なら、チェックを外してインストールしないようにする
図2 無料のPDF変換ソフト「CubePDF」のダウンロードサイト。インストール中に別ソフトのインストールを勧められる。不要なら、チェックを外してインストールしないようにする
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 開発元であるキューブ・ソフトのWebサイトからダウンロードできる。32ビットのWindowsで動作する32ビット版は「無料ダウンロード」ボタンから、64ビット版は「64bit版はこちらから」のリンクからダウンロードできる。

 CubePDFは、プリンタードライバーとしてインストールされる。具体的には、印刷機能を備えるソフトからは、プリンターの一つとして見える(図3)。

図3 Internet Explorer(IE)の印刷設定画面。CubePDFをインストールすると、印刷機能を持つソフトの設定画面には、プリンターの一つとして「CubePDF」が現れる。これを選択すれば、印刷対象のファイルや画面をPDFファイルとして出力できる
図3 Internet Explorer(IE)の印刷設定画面。CubePDFをインストールすると、印刷機能を持つソフトの設定画面には、プリンターの一つとして「CubePDF」が現れる。これを選択すれば、印刷対象のファイルや画面をPDFファイルとして出力できる
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