PDFファイルの活用方法は閲覧や印刷だけではない。既存のPDFファイルを加工して利用することもできる。例えば、ファイルを結合・分割したり、ファイルに注釈などを書き込んだりできる。そのためのソフトが多数出回っている。

 ただし、前述のように、PDFファイルには作成者が利用制限を設定できる。ファイルの改変などが許可されていないファイルについては、専用のソフトを使っても加工できないので注意してほしい。

 最初に紹介する加工は、PDFファイルの結合や分割だ(図1)。同じテーマのPDFファイルが複数あるときには、それらを1つのファイルにまとめたいと思うだろう。

●PDFファイルを結合・分割する
図1 PDFファイルの結合・分割が可能な「PDForsell」。KINGSOFT Office 体験版などが一緒にインストールされる無料版と、インストールされない有料版(200円)がある
図1 PDFファイルの結合・分割が可能な「PDForsell」。KINGSOFT Office 体験版などが一緒にインストールされる無料版と、インストールされない有料版(200円)がある
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 逆に、ページ数が多いPDFファイルでは、途中で分割したり、特定のページだけを抽出したりしたいケースがあるだろう。専用のソフトを使えば、簡単に結合・分割できる。そのような機能を備えたソフトは多数存在するが、ここでは、無料で利用できる「PDForsell(ピーディーフォルセル)」を紹介する。

 ただし、PDForsellの無料版には、セキュリティソフトの「KINGSOFT Internet Security」やオフィスソフト「KINGSOFT Office 体験版」、Webブラウザーに検索機能などを追加する「Yahoo!ツールバー」が付属する。セキュリティソフトについては、インストールしない選択が可能だが、残りの2ソフトについては、強制的にインストールされる。付属ソフトがインストールされない有料版は200円。